記憶力を最大限に引き出す復習方法!

今回は記憶力を最大限に引き出す復習方法を教えたいと思います!

記憶力を最大限に引き出す復習方法とは?

物を覚えるためには、何度も復習するしかありません。ただし、脳の性質を理解して復習するのとしないとでは、復習の効果が数段違ってきます。時間は限られているのですから、効果的な復習で記憶を定着させたいものです。

まず、記憶が残りやすい時間というものがあります。寝る前です。覚えたいことを書いたノートを用意しておき、寝る前に一度見て、翌朝、起きたらもう一度見ます。それだけで記憶はかなり残りやすくなります。

では、なぜ寝る前の記憶は残りやすいのでしょうか?

起きている時間帯は、五感からひっきりなしに情報が脳に入ってきます。何かを覚えようとしても、そういう余計な情報が邪魔をするのです。しかし、寝ている間は一切の情報が遮断され、覚えたい情報が完全な形で脳内に残りやすいと言えます。さらに、人間の脳は寝ている間に記憶を整理するので、その直前に覚えたい情報を与えると、脳に定着しやすいと考えられています。

夜と朝の2回、短い間隔で復習することにも意味があります。
脳は、記憶しようとしている情報が本当に必要で、長期間残すべきなのかどうか、独自に判断しています。その判断基準は「見る回数」と「使う回数」です。その2つが多ければ多いほど、脳はそれを重要な情報だと解釈し、記憶に残そうとしています。その回数を稼ぐためにも、夜と朝の二回の反復は有効です。 

人間の記憶についての研究結果

人間の記憶については、様々な研究があります。有名なものに「エビングハウス忘却曲線」と「ラッセルの復習曲線」があります。

エビングハウス忘却曲線」は、人間の記憶がどれくらいのスピードで失われていくかを研究したものです。それによると、人間の記憶量は、覚えた直後に急落することがわかりました。覚えてから20分ほど経つと、もう半分くらい忘れてしまうのです。
 また、「ラッセルの復習曲線」は、いつ復習すると記憶が定着しやすいかを研究したものです。この研究では、覚えたてのときは短い間隔で復習したほうがよく、時間が龍につれて復習時間を長くしても大丈夫なことがわかっています。

2つの研究を踏まえて考えたベストな復習方法は、次のとおりです
まず、一度覚えたら、20〜30分後に復習します。その後は1日後、1週間後、1ヶ月後藤具合に、次第に間隔を開けて復習してください。