「片付けであなたの自由な時間を増やします!」【原則1】
早速質問です。
みなさんの部屋は片付けができていますか?そして自由な時間がありますか?
僕も以前は部屋がとても汚なかったですが、この本に出会って部屋が汚くなることはなくなり、かなりいらないモノを捨てたので散らかることもなくなりました。
今回は「人生を思い通りに操る片付けの心理法則」著者DaiGo こちらの本から内容を抜粋して説明していこうと思います。
人生を思い通りに操る 片づけの心理法則 [ メンタリストDaiGo ] 価格:1,430円 |
今回の記事はこんな悩みをもったあなた向けの記事
・自由な時間を増やしたい
・片付けがなかなかできない
・片付けにあたってものが捨てられない
この記事では上のような悩みを持つあなた向けに、片付けについて次のことが書いてあります。
本記事の内容
①片付けの「本来の目的」を知る
②物が捨てられない正体
③3つの心理効果について
片付けの「本来の目的」を知ろう
片付けをしよう、と決意したものの、いったい、どうやって片付ければいいのかわからない、、、
片付けができない人は、大抵の場合、このスタート段階で足踏みしているのではないでしょうか?
この足踏み状態から実行に踏み出し、しかもうまくやってのけるのには、まずは「片付けとはなんなのか」を知る必要があります。
片付けには当然ながら目的があります。その目的を達成できなければ、時間と労力をかける必要はありません。
なんのために片付けをするのかといえば、自由な時間を増やし、人生を最大化するためです。
クローゼットの中を減らせば、「どっちの服着ようかな?」と迷う時間はなくなります。部屋が片付いていれば、「あれどこにしまったっけ?」と探し回る時間もなくなるでしょう。服がたくさんあればクリーニングに出したり、洗濯したり衣替えをしたりといった時間が余計にかかります。小物を棚に陳列し、ときどきホコリを取ってやるメンテナンスも時間の馬鹿になりません。
こうした管理コストも物を減らせば必要はなくなります。
迷う時間、物を探す時間、管理する時間を減らして、その分やりたいことを実現できるようにする。これが片付けの本当の目的なのです。
では、自由な時間を増やし、人生を最大化するための片付けは、どうすればいいのでしょうか?原則は3つです。
①「3択」の原則
②「初速最大化」の原則
③「ローコスト管理」の原則
この3つのルールを意識して片付けをすれば、収納や整理、掃除といった具体的な片付けのテクニックで悩む必要がなくなるのです。収納を工夫したり、大量のものを整理したりする必要が、そもそもない生活になるからです。
原則1・片付けで人生の迷いがなくなる!3択の原則
選択肢を3つにすると、即断即決ができる!
最初に説明するのは「3択」の原則です。
私達が何かを選ぶ時、決断をするとき、迷わず即決できるのは、いくつくらい選択肢があるときでしょうか。
結論から言うと、人間は選択肢が3つ以内ではないと即決ができません。 人間の認知能力には限界があるので、人がきちんと比較できる選択肢の数はせいぜい3つが限度です。それ以上になると、どれもよく見えたり、どれもピンとこなかったりせいで、なかなか決断ができなくなってしまうのです。
ですから、レストランのコースは大体「 A・B・C」「松・竹・梅」といった3択になっています。
このように人間にとって3つっという数字が認識しやすいことと関係しているのでしょう。
もちろん、迷う時間をなくして即決できるようにするためには、3択よりも1択が理想的です。選択肢がそもそもそれしかない、という状態になっているに越したことはありません。
しかし、選択肢をあらかじめ1つに絞っておく、というのは難しいと思います。たとえば、仕事に履いていく靴を1足だけに絞れと言われたら、その1足を選ぶためにかなり悩まなくてはいけなくなります。これではだめです。
そこで、現実的な片付けとしては、とりあえず、あらゆる行動の選択肢を3択まで絞っておくことにします。3つの中から1つを選ぶことによって、即決・即効できるような環境を持っていくことを片付けのルールにしましょう。
「物がなかなか捨てられない」問題の正体とは
片付けに悩むという人は、例外なく「なかなかものが捨てられない」という問題を抱えています。行動の選択肢を3つに絞ることは、この問題を乗り越えるためのポイントになります。
そもそもなぜ、私達は物を捨てられないのでしょうか。
物が捨てられないという心理を分析すると、3つの心理効果が働いていることがわかりました。
①選択回避の法則
②損失回避の法則
③保有効果
この3つの心理効果が、散らかった家、あるいは頭の中が迷いだらけの生活、さらには「やらなくてはいけない仕事がいっぱいあるのに、どれ1つ手を付けられない」といった状態を作り出しているのです。
それぞれについて説明していきましょう。
3つの心理効果について
1つ目の選択回避の法則というのは、すでに述べたように、選択肢が多くなりすぎると人間は物を選べなくなる、ということです。
2つ目が、損失回避の法則です。簡単に言えば、人間は自分が損することを非常に恐れる存在だということです。
基本的に、人間は失うこと、何かをなくすことに苦痛を感じます。物を捨てることで言えが片付き、より価値のある生活が手に入るんだ、、、といくら言われても、手に入れる喜びより、失う怖さのほうが大きいのです。
3つ目は、保有効果です。これは、自分が一度所有したものに、より高い価値を感じてしまうということです。
保有効果がどう働くかについて、こんな面白い心理実験が行われています。
保有効果の心理実験
①被験者に花瓶を見せて、「いくらで売れると思いますか?」と質問する。
②同じ花瓶を被験者にプレゼントしてから、「もし、わたしがその花瓶を買い戻すとしたら、いくらだったら譲ってもいいと思いますか?」と質問する。
この2つのパターンを比べると、①の被験者がつけた値段の平均値よりも、②の被験者がつけた値段の平均値の方が高くなったというのです。人は自分が所有している物の価値を高く評価する、ということが実験で裏付けられたわけです。
この保有効果は、持っているものがどれも価値あるように見えて選ぶのが難しくなること(選択回避の法則)にもつながっていますし、持っているものを失うのを恐れること(損失回避の法則)ともつながっています。
以上の③つー選択回避の法則、損失回避の法則、保有効果が働くと、人間は持っているに対してどのような反応を選択するでしょうか?
答えは明らかです。現状維持です。今まで通り、物を保有し続ける。物を捨てることができない。結果、散らかった部屋は散らかったまま、迷いだらけの生活も今まで通りーということになります。これをまとめて「現状維持の法則」といいます。
「物が捨てられない」問題の正体は、現状維持の法則なのです。これをいかに乗り越えられるかが、片付けのポイントだといえるでしょう。
ビジネスの世界では、誰もが自然に現状維持の法則を乗り越える工夫をしています。前述のように、レストランがコースをいくつか設定するのもそうですし、たくさんあるメニューの中からいくつかを「本日おすすめ」として黒板に書き出しているお店もあったりしますよね。
自社のサービスや製品のリストを顧客に渡して「お好きなものを選んでください」という営業担当はいません。顧客に合わせて、1つから3つくらいのプランを提案するはずです。これは社内で企画を提案するときも同じでしょう。
まとめ:物が捨てられない3つの心理効果
1⃣選択回避の法則
物が増え、選択肢が多くなると、物が選べなく心理
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2⃣損失回避の法則
物を失うことに対する恐れや損をしたくない心理
⇩
3⃣保有効果
自分が所有しているものに高い価値があると思う心理
⇩
現状維持 物を保有し続け、捨てることができない。 部屋は散らかり、生活は迷いだらけになってしまう。
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