「片付けであなたの自由な自由を増やします!」【原則2】
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【原則1】をまだ見ていない方はこちらを先に見てからこちらの記事をご覧ください!
今回も下の「片付けの心理法則」の本から説明していこうと思います。
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今回の記事はこんな悩みをもったあなた向けの記事
・自由な時間を増やしたい
・片付けがなかなかできない
・片付けにあたってものが捨てられない
この記事では上のような悩みを持つあなた向けに、片付けについて次のことが書いてあります。
本記事の内容
①最速で作業に取り組む環境の整え方
②20秒ルールについて
③アフォーダンスとは?
とりかかるまでの時間を最短にする「初速最大化」原則
どうすれば迷わず、最速で作業をとりかかれるか?
自由な時間を増やし、人生を最大化するための片付けの原則の2つ目は「初速最大化」の原則です。
これは、次の行動にとりかかるまでの時間を最短にする、ということです。
学生時代、勉強にとりかかろうと思ったら部屋が散らかっているのが気になって、片付けを始めてしまった、という経験は誰にでもあると思います。
職場のデスク周りに書類の山積みが積み上がっていて、仕事をやる気がしない。「もっと片付いていれば集中できるのになあ」と、ため息をついている人も多いでしょう。
こうした心理は、勉強は仕事からの逃避という側面もあるのでしょう。しかし、散らかった環境が集中を妨げていることは間違いありませんし、カフェや自習室のように、やるべき事にとりかかりやすい環境があるのも間違いありません。
片付けとは、やるべき事にとりかかりやすい環境を作る、ということでもあるのです。これを目指すのが初速最大化の原則です。
では、やるべきことにとりかかりやすい環境とはどんな環境でっしょうか?
1つ目:必要なものがとりかかりやすい環境
必要なものがとりかかりやすい環境とは?
例えば、毎日仕事で使うノートパソコンを引き出し奥底にしまう人はいないと思います。
毎日ジムに行きたいのに、トレーニングウェアはクローゼットに、シューズは物置に、タオルはタンスに、、、、としまっておくのは得策ではありませんジムに通いやすくするためには、道具を一式揃えておいておくのが正解、ということはわかりやすいと思います。
このように、行動のために必要なものを手に取りやすい場所に置いていく、ということは、初速最大化の一歩です。
2つ目:手順を減らすこと
2つ目は、手順を減らすことです。
Daigoさんは「ニコニコ生放送」で心理学をベースに様々なノウハウの動画配信をしていますが、最近はiPhoneのカメラを使っています。以前は配信をするたびにパソコンを起動して、カメラを取り付けて、マイクを接続して、という準備が必要だったのが、iPhoneを取り出すだけで配信できるようになりました。
また、講演などで情報整理に使うマインドマップづくりも、アプリを入れてiPhoneからできるようになりました。すると、アイデアを思いついたらすぐに手元でメモできるようになったので、マインドマップは質的にも量的にも圧倒的に向上し、それでいて準備にかかる時間を短縮できているそうです。
このように、ある行動にとりかかるための手順を減らすと、その行動から生まれるアウトプットが向上し、時間が短縮できるのです。
初速を最大化したいなら、まず物を減らせ
逆に言うと、仕事にとりかかれない、仕事を始めるまでに時間がかかる、といった悩みを持っている人は、とりかかるまでのステップが多すぎるのではないか、と疑っている必要があります。そうした悩みを持つ人は、大抵の場合、仕事をするために必要なもの、それなければならないものが多すぎるのです。
以前のDaigo さんの例にすれば、動画配信をするためにはパソコンとカメラとマイクを揃えなければなりませんでした。。けれども、「あれも必要」「これも必要」「そういえばあれも」、、、とステップを増やせば、すぐに時間がなくなってしまいます。
いわゆる「形から入る人」が結果が出せない原因とは、ある行動をするためにはこれこれのものを揃えなければいけない、という思い込みで、むやみにとりかかるまでのステップを増やしているからにほかなりません。
とりかかるまでのステップを減らし、初速を最大化するためには、物を減らすことが重要なのです。
まとめ:やるべきことにかかりやすい環境とは?
1⃣必要なものを手に取りやすく
行動のために必要なものを手に取りやすい場所に置いておくことで、行動につながる
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2⃣手順を減らす
行動にとりかかるための手順を減らすことで、時間が短縮できる
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初速が最大化する
といっても、ミニマリスト的な発想で、とにかく物を減らせばいい、というわけでもありません。あくまでも、初速が最大化するために、ステップを最小化する、という目的を忘れないことです。
またしても、動画配信の例で言うと、DaiGoさんはiPhoneを固定するための小さな三脚を使っています。三脚などないほうがステップは減るんじゃないか、と思われるかもしれませんが、三脚がないと、iPhoneを良い角度で固定するために四苦八苦するという手順が増えてしまうのです。三脚があれば、そこにポンとiPhoneを置くだけで配信が始められます。
このように、初速を最大化するために、最適なところまで物を減らす、という発想が大事なのです。
心理学者ショーン・エイカーの「20秒ルール」
とりかかるまでのステップの数と同時に、とりかかるまでの時間も意識しておきましょう。これについては、アメリカの心理学者ショーン・エイカーがハーバード大学で行った研究による「20秒ルール」という鉄則があります。
人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣化をやめられるー。
これが20秒ルールです。つまり、いつも先延ばしにしてしまう仕事があるのなら、それにとりかかるために必要な時間を20秒工夫するだけで、いつでもすぐにとりかかれるようになるわけです。
手順を減らす、とりかかるために必要な物を減らす、という際には、20秒だけ時間を短縮するにはどうしたらいいか、と考えてみるのも一つの手でしょう。
「アフォーダンス」をデザイン
初速を最大化するような環境は、行動しやすい環境と言えます。 このような環境を作るためには、「アフォーダンス」をデザインするという発想も有効です。
アフォーダンスとは、簡単に言うと、「環境が行動を規定している状態」のことです。
例えば、目の前に椅子があったとしたら、あなたが取る可能性の行動は、座るでしょう。 椅子が折りたたみ式なら、持ち運ぶこと。 目の前にドアがあったら、押すこと。引き戸だったら、引くことでしょう。
このように、「なんとなく取るべき行動がわかる状態」がアフォダンスです。(最近では、「シグファイア」と呼ばれる場合もあります)
このアフォーダンスを利用して、その環境に置かれた瞬間、なんの行動を取ればいいのかということが一発でわかるようにしておくことで、とりかかりを最速化することができます。
たとえば、読破したい本があるのなら、机に座って「今日はどの本を読もうか」と迷うような環境にしておいてはいけません。前日のうちに、読みたい本を置いておく。すると、机に座った瞬間に「この本を読むんだった」とわかる。これがアフォーダンスのデザインです。
その場所でどんな行動するか?で決める
アフォーダンスデザインという考えは、片付けで物の配置や部屋の構成を決めるときに役立ちます。その場所でどんな行動するかを決め、そのために必要最低限のものを置くようにする。逆に、使わないもの、注意をそらすようなものはどんどん減らしていくのです。
DaiGoさんの場合でいうと、仕事場に設置した図書室は読書と動画放送にしか使いません。ですから、ここには本以外には机と椅子しか置かないようにしています。
やはり仕事場のソファーは、昼寝用と決めていますから、その周囲には昼寝の邪魔になるようなものは一切置かないようにしているそうです。
このようにそこで何をするか、という観点からものの配置を決めていくと、極端に言えば、行動に関係ないものはすべて処分できるというわけです。
物を選別するときに、使うか、使わないか、という基準ではなく、
「自分が人生の中で強化したい行動に関与するか、しないか」
という基準が生まれるわけです。
付箋を貼ってみる
デスクは勉強と仕事をする場所、と決めてたとしても、ついついパソコンで動画を見てしまったり、忙しいからといってそこで食事をしてしまったりがちです。
「ついつい」を繰り返してしまっているうちに、物があるべきでないところに置かれ、必要のないものが増えて、部屋が散らかっていく、、、とはよくある話です。
そうならないために、場所と行動との結びつきを強化しましょう。この場所ではこれしかやらない、という強固な習慣を築くのです。
これには簡単で効果的な方法がいくつかあります。大きめの付箋に、太いマジックで「この場でやるべき行動」を書いて貼っておくのです。例えば、デスクでは勉強か仕事しかしない、と決めたら、大きく付箋に「仕事」「勉強」と書いて、目の前の壁にでも貼っておきましょう。
ちょっと恥ずかしい、あるいはバカバカしいと感じられるかもしれませんが、もともとこれは発達障害などで物事の習慣化が難しい人たちのための、治療法として編み出されたものだからです、
家の中のあらゆる場所にこの付箋が貼ってあると、それだけで「何をしようかな」と迷うことがなくなります。行動にとりかかるスピードが早くなり、何より始める前の面倒くささを感じなくなります。そして、ものはそれを使うべき場所にあるという状態を常に保てるようになるのです。
さっそく付箋を買ってきて、その効果を実感してみましょう。おすすめなのは、全面に接着剤がついている強粘着タイプの付箋です。
ポイント
やるべきことに、すぐにとりかかれる環境を作る。ものや手順を減らし、パフォーマンスをあげよう。