◯◯◯◯を見なければ、ポジティブになれる

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むやみにニュースを見なければ、ポジティブになれる

ネガティブなニュースは「無意識」に悪い影響を与える

有名芸能人が自殺をすると、その後全国で自殺が続いたり、自動車の暴走事故が起きると、全国で暴走事故が多発することがあります。これは偶然ではありません。心理学の研究により、関連性が確かめられている現象です。

自殺報道は、あらゆる事故の発生率を上昇させることがわかっています。例えば、新聞の一面で自殺が報道させると、その日からしばらくの間、航空機の墜落事故や自動車事故の数が増加するのです。

理由は簡単です。世の中には潜在的に自殺をしたいと思っている人がたくさんいます。でも、普段は自殺する機会も勇気もありません。しかし、自殺報道を見ると、 脳の中の「無意識」が刺激を受け、事故に見せかけた自殺をしてしまうのです。全ては「無意識」が行うので、本人にはあまり自覚はありません。自殺報道のあとに起きた事故を詳細に調べると、例えば、車がスリップしたとき、ハンドルを何故か危険な方向に切りすぎていたり、わざと危険運転をした形跡が残っているのです。

例えば、単なる社会情勢の影響ではないかと疑い、その関連性を調べた研究がありました。しかし、社会情勢は無関係でした。同じ社会情勢にある地域でも、自殺報道がった場所だけ、事故の発生率が高まることが証明されたのです。また、別の研究では、自殺を報じた新聞記事の面積が大きければ大きいほど、それに比例して事故率も高くなる音がわかりました。自殺報道が原因と考えるのが結論で、国連の世界保健機関( WHO)も世界中のメディアに対して警鐘を鳴らしています。

心理学ではこれを「ウェルテル効果」と呼んでいます。ゲーテの書いた「若きウェルテルの悩み」という小説にちなんで名付けられました。このお話は、主人公のウェルテルが、恋が実らなくて自殺してしまうというお話です。当時この話を読んだ人たちが、ウェルテルのマネをして自殺する若者が急増したため、社会問題となって発売禁止になった経緯があります。

「社会的証明」といって、人間には「世間で流行しているから良い」とか、「多くの人がやっているから正しい」という具合に、大勢の意見に従う性質があります。新聞記事を見ることによって「今、自殺が増えている」「暴走事故が増えている」と認識すると、無意識にそれに従ってしまう人が表れるのです。それが「ウェルテル効果」の原理だと考えられています。

だから、テレビや新聞のニュースは不用意に見ないほうが賢明です。自殺などのネガティブな情報を見ないようにして、自分の無意識の中に入らないようにしましょう。